実は、新しく行くことになった病院、自宅から70㎞離れたところにあるんです。
ちょっと遠いですよね…
でも、それでもこの病院がいい!と思える病院でした。
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腸の腫瘍、手術決定
いざ出発…
初めての診察の日、院長先生の時間に間に合うように、早起きして向かいました(笑)
ボン、普段はキャリーケースを自分で開けて出てきてしまう…のですが、この時は本当に体が弱っているのですんなりとキャリーに入ったまま大人しくしていました。
よっぽど弱ってたんだと、再確認…
ちなみに、この時までは、ペットショップでよく売られているタイプのキャリ―ケースを使っていましたが、自分で蓋を中から開けて出てきてしまうのが悩みでした。
下のキャリーに変えてからは、自分で開けれないので脱走を防ぐことが出来るし、外出時も安心です。
信じられない光景…
うちのボン、私たち家族以外には心を許さないというか、病院の診察室では唸る・威嚇する・暴れる…の3拍子が今までの病院での光景でした。
もちろん、前日の退院の時も、ドクターに『シャー‼‼』と威嚇してたのに、この日は、診察室に入ってもキャリーから出しても、威嚇どころか看護師さんに大人しく抱っこされてる…
採血も、前の病院なら、バスタオルを被せて大人3人がかりで抑えて…だったのに、ここはカーラーはつけてるけど、看護師さん1人で抱っこして…
針を刺した瞬間はかなり怒ったけど、終わったら先生にも威嚇しない。
とても不思議な時間を過ごしました。
嬉しかった言葉
前の病院からのカルテと、ある程度検査してみた結果、翌々日(院長が学会で不在なので)に腸の腫瘍を摘出し生体検査に出すことに。
どんな手術で、どんな危険があって…ときちっと説明をしてもらい、納得したうえでお願いすることにしました。
そのあと、帰る前にも
腫瘍の摘出手術
眼を覚ましてくれてありがとう
手術の説明を受けた時に、1つの可能性として、ボンの体力が落ちているので、万が一麻酔から目覚めないこともあるという説明を受けたこともあって、翌日に預けに行った後、もしボンが目覚めなかったら…という不安からほとんど眠れずに手術当日を迎えました。
手術はお昼からで、手術が終わったら容体を知らせてもらえるというお話だったので、連絡が来るまでは何も手に付かず、連絡が来たときはホッとして涙が出ました。
その後、夜に面会&術後のお話を聞きに行って、元気に診察室内を歩き回るボンと、ボンをそこまで元気にしてくれた先生に感謝しました。
腸管の中をめん棒が通らない
手術後の説明の時に、摘出した腸を見ながら説明を受けましたが、
どれだけ腫れているかわかりやすいように、先生がめん棒を入れたのですが、全く通らずで。
こんなものがボンの体に出来ていたのかと、何とも言えない気持ちでした。
幸せの2週間
摘出後、翌日は様子を見るために1日入院したのですが、翌々日からは自宅で過ごせることになりました。
腸の生体検査の結果が出るまでの2週間、ボンはカーラーこそしていましたが、元気になって、今までの日常が戻ってきたと思いました。
地獄の入り口
2週間後の結果…決していいものではなかったとお分かりですよね。
そうです、ハイグレードの悪性リンパ腫でした。
胸をえぐられるような痛みで、心が壊れそうになったんですが、ねーさんとアネサンのために、ママが倒れるわけにはいかないと、何とか持ち直せたと思います…多分。
あまりに辛い日々なのでちょっと端折ります
先生のおススメで、2週間に1回の抗がん剤治療に通い、2回目の治療時にステロイドを減らしました。
3回目の治療を終えた後、急に体調が悪くなり、素人目にも黄疸が…
でも、抗がん剤で白血球が下がっているので、ステロイドが使えず、毎日点滴に通って白血球の数値の回復を待ち、ステロイド再開。
現在のボン…
先週末、病院に行き、ステロイドの点滴をしてもらいました。
…抗がん剤治療は3回目以降、もう1カ月してません。
現在のビリルビン値は17です。
黄疸で全身の地肌が山吹色になってて、黄色のペンキの中で泳いできたかのような色をしてます。

↑の時に書きましたが、ビリルビン値が7で、今日明日死んでもおかしくない状態と言われ、結構深刻なんですが、ボン、その倍以上の数値。
なのに、今日もご飯をいっぱい食べて、水をいっぱい飲んで、薬も飲んで頑張っています。
体重は3.6kg
ちょっと足がおぼつかなくなりつつあって、もしかしたら明日…という不安の毎日です。
まとめ…
と、長くなってしまいましたが、そんなことがあり、現時点の病院代は396,429円。

これに前回の病院代を足すと…50万円を超え、それに高速代やガソリン代などを足すと、7月からの3か月で、55万円の借金(カード)をすることになりました。
もし、あのまま保険に入っていたら…3割負担でよかったので、本当に後悔が尽きません。
今回は本当に空しくて痛い勉強をしました。
どうかどうか、うちのこの失敗が、ペット保険を考え中の方、それからこれからペットを飼われる方にとって参考になりますように…
