久々のブログです。
かなりの多忙で、しばらくお休みをしていましたが、どうしてもこれは書いて記録として残しておきたい、そんな出来事がありました。
実は、一昨年と全く同じ日に、同じ黄疸の症状で、動物病院を訪れることになりました。
今回はチャコ。
元々、三毛の茶色&黒が多いチャコは、黄疸が出ても、ティコの時のように気づきにくくて…
一番初めの変化
今回も私が何となくの異変を察知しました。
それは…
『おしっこ』
普段何気なく見ていたおしっこよりも、明らかに量が違う。
普段2回に分けてするおしっこの量を1回で出していて。
それに、なんだか色濃い感じでした。
ネットで、猫 おしっこ 濃い というワードで調べてみたら、同じような質問があり、回答に
自宅でわかる尿の変化には、尿色、尿臭、尿量、濁りがあります。尿色には赤色尿、茶褐色尿、緑色尿、薄く尿臭がしない尿、混濁した尿があります。赤色尿には血尿、血色素尿、茶褐色ならビリルビン尿症、混濁してると多量の脂肪滴、結晶、膀胱炎、多量で薄い尿では飲水量が増している可能性があります。
カボチャの煮物のような茶色の場合、ビリルビン尿、あるいは重度の膀胱炎で、尿が膿のようになっている可能性が高いでしょう。猫では尿にビリルビンが出ていれば、肝疾患か溶血性貧血が疑われます。
眼の白目を見てください。黄疸、もしくは可視粘膜色が白く、貧血が出ているかもしれません。考えられる病気には胆管肝炎、胆道系の閉塞、溶血性貧血、細菌性膀胱炎などがあります。手遅れにならないうちに、1日も早く、かかりつけの病院で診察を受けてください。まず、尿検査、血液検査、腹部レントゲン検査、腹部エコー検査、状況により肝生検が必要となります。
(回答:元ACプラザ苅谷動物病院 統括院長 内田 恵子 先生)
猫の尿の色が濃い│猫のよくあるご相談│猫と暮らすお役立ち情報│ニャンとも清潔トイレ│花王株式会社 (kao.co.jp)
とありました。
この時は、まだ、ちょっと濃いくらいでそこまで気にしなくてもよさそうな色だったので、様子を見ることに…

二番目の変化
おしっこに気が付いてからしばらくして…
なんだかチャコのうんちを見ることがなくなったように感じました。
なので、在宅中はできるだけ、猫トイレの見える場所で過ごすようにし、様子を見てみました。
…2.3日に1回、ちょろっとしたうんちは出てるのですが、今まで結構しっかりと出ていたものが出ない。
これは、ティコの時と同じ(腸管のつまり…最終的にはガンでしたが)かもしれないと思いました。
うんちが出ない=ご飯をあまり食べない、水もあまり飲まない…→体重減少。
普段、4㎏後半あるチャコ。
この時、4㎏前半になっていました。
三番目の変化
この時には、体重が1週間で1㎏も落ちてしまい、背骨がごつごつして、おしっこも⇧で書いてあった、カボチャの煮汁のような本当に濃すぎるものになっていました。
もちろん、白目も黄色いし、口の中も真っ黄黄。
ティコも病院が嫌いでしたが、チャコも病院が嫌い。
チャコは病院というよりも、住み慣れた場所から離れるのがストレスになる子で。
今の家に引っ越した時なんかは、1週間くらいトイレにこもって出てきませんでした。
なので、できるだけ病院を避けてはいたのですが、さすがにこの状態は…ということでその日のうちに病院へ。

三臓器炎の可能性
病院で、血液検査やエコー、レントゲンなどの検査をしてもらい、三臓器炎の疑いがある…との診断を受けました。
三臓器炎って?
三臓器炎は、猫特有の病気だそうです。
猫の体は、すい臓で作られたすい液を流す管と、肝臓内で作られた胆汁を流す管の2本が、合流した後に十二指腸につながっていて、すい臓・十二指腸・肝臓の3つの臓器のどこかに問題が起こると、その管を通して、ほかの臓器にも影響を及ぼすんだとか。
黄疸の数値が4以上だったので、一応先生から、入院治療をするか、通院治療にするかと問われました。
ティコが、その倍くらいの数値だったので、そこまで深刻に考えるものではないのかな…?と思いつつ、一応先生に命の危険がないのであれば、チャコの精神的負担を軽くしたいから通院での治療を希望することを伝え、通院で様子を見ることに。
朝夕の2回、3錠の薬を欠かさず…
これって結構大変なんですよね。
やんちゃ猫での服薬を経験していたので、まだおとなしいチャコはしやすい。
とはいえ、本人は嫌がるので、逃走が激しく。
私の顔を見ただけで逃げ出して隠れてしまう始末。
夜は時間があるから、そんなに困らないのですが、朝はねーさんを送ってから仕事というハードなスケジュールなので、本当に困りました(笑)
新たな決断
何度か通院しているうちに、とーさんと話し合ったことがあります。
それは…
病院を変えること。
なんせ、遠いのがネックで。
とーさんが仕事を早退して帰ってきてくれないと、通常の診療時間に間に合わない💧
その上、阪神高速は混む混む…高速道路って名前、詐欺です。
低速道路って名前にしないと(笑)
遠い=それだけチャコの精神面での負担が大きい、高速代・ガソリン代が痛い・何かあった時に駆け込みで見てもらえない…というリスクを考えた時に、今回のチャコの場合、命の期限がそこに迫っている状態ではないので、近所でいい病院を探そうということになりました。
前みたいに、どうにかして何かにすがりたいと、そんな状況だったら病院を変えるという決断はしなかったと思いますが、これからの事…チャコだけでなく、ハチコ・タック・デイのことを考えたら、家から近くで、いつでも通院できる病院を見つけておくことが大事だと思いました。
内服では回復せず、手術に…
現在、チャコが診てもらっている新しい病院は、本来なら新規は診ないようにしているとのこと。
かなり人気で、予約してもかなり長時間待たないといけないと、仕事場の人に聞いていたのですが、まさかの新規受付拒否とは。
この病院を選んだのには実は理由があって。
チャコが打ってもらっている注射の薬、うちの近所ではおそらくこの病院の先生しか扱っていない…と聞いたからで。
受付でその話をしたら、かなり待たないといけないけど…という状況でしたが、診てもらえることになりました。
実際に診てもらって、先生の診断では、内服での回復は見込めなさそう…とのこと。
おそらく、すい炎からの胆管の炎症で詰まりが起きているだろうと。
なので、すい臓と腸をつなげるバイパス手術をしないと、このままだと肝不全になってしまうと言われました。
およその手術代、私の年収の半分は軽く飛んでいくお値段。
でも、チャコには代えられない!!!と今回は頑張ることにしました。

おなかの毛を剃ったので黄疸が目立つ
うまくいけば来週頭に退院
昨日、面会に行って、先生の説明を聞いてきました。
ビリルビンは少しづつしか下がってはいないけども、減ってきているし、何よりも炎症の数値が1桁減りました。
まだ、自力での食事の摂取はしてないらしく(精神的に食べない可能性もある)。
でも、来週頭に検査して、その数値次第では退院できるとのこと。
心配していた合併症や腹膜炎の心配も今のところないようで、ホッとしました。
あとは…請求が怖いのですが。
でも、ティコの時のように、失わなければならない病気じゃなくてよかった。
それだけは本当にありがたく思います。
どうか、チャコをはじめ、我が家の4にゃん様が、これからのニャン生、大きな病気もせず、幸せに過ごせますように…そう願ってやみません。